医療の質・安全管理学講座は、平成24年に設立された新しい講座です。当講座は医療の品質管理に関する研究を行う全国的にも数少ない講座です。医療の質・安全管理学では、医療の質と安全を向上させるための様々な活動やプロジェクトを対象に、実践的で学際的な研究・教育を行います。研究テーマは、患者安全に関すること、医療の質・安全に関する教育、Total Quality Management/質改善、医療の品質管理、病院管理などです。医療従事者はもちろんのこと心理学・社会学・人間工学等の医学以外の研究者や、法律・鉄道・航空・原子力・交通・製造業・建築・芸術等の専門家とも交流します。医療の質と安全の向上に関する研究に従事したいと考えている医師以外の病院職員に対しても、進学・研究の門戸を開いています。
Research
研究テーマ
- 患者安全に関すること
- 医療の品質管理に関すること
- Arts & Healthと医療の質・安全に関すること
- 医療現場のリーダーシップ・チームワーク・コミュニケーション・マネジメントに関すること
研究プロジェクト
- Arts based learningを応用した患者安全教育プログラムの開発と普及(科研)
- TWI-JI法を応用した安全行動の標準化に関する研究
- 小児分野におけるPx(患者経験価値調査)に関する研究
- ゲームを応用した患者安全に関する医学教育・職員教育・患者参加の促進
Education
学部教育
医療の質・安全管理学では、患者安全についての基本的な考え方を学びます。また、学生実習では、実際の医療安全管理業務に参加して、多職種チームによる安全な病院組織づくりを体験します。
大学院教育
大学院生研究指導(博士課程・修士課程)
- 医学部卒業者は、博士課程に進学が可能です。医療の質・安全管理学を副専攻として、主専攻の診療科に関するマネジメントや品質管理関連の研究を行うこともできます。
- 医学部以外の学部卒業者は、修士課程への進学、修士号をすでに取得している場合は博士課程への進学、あるいは大学院研究生として論文博士の取得が可能です。
全学共通教育(博士課程・修士課程)